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紀元二世紀初頭、ダキアとメソポタミアを併呑して帝国の版図を最大にした初の属州出身皇帝トライアヌス、帝国をくまなく視察巡行し、統治システムの再構築に励んだハドリアヌス、穏やかな人柄ながら見事な政治を行なったアントニヌス・ピウス。世にいう五賢帝のなかでも傑出した三者の人物像を浮き彫りにした、極め付きの指導者論。
第1部 皇帝トライアヌス(在位、紀元九八年‐一一七年)(皇帝への道;気概を胸に;ひとまずの帰都 ほか);第2部 皇帝ハドリアヌス(在位、紀元一一七年‐一三八年)(少年時代;青年時代;皇帝への道 ほか);第3部 皇帝アントニヌス・ピウス(在位、紀元一三八年‐一六一年)(幸福な時代;人格者;マルクス・アウレリウス ほか)
データなし