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執念の経営 百億円企業を築いた[片目で両腕の無い経営者]の挑戦と壮絶な生き様

執念の経営 百億円企業を築いた[片目で両腕の無い経営者]の挑戦と壮絶な生き様

ISBN-13 978-4-89101-276-2
ISBN 4-89101-276-5
著者名 高江 常男 著 作間 信司 解説
出版社 日本経営合理化
発行年月日 2010年9月
販売価格(税込) 10,584 円
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内容・コメント

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十歳で片目を失い、十七歳の感電事故で両腕を切断しながら裸一貫で起業。北海道の過疎の町で幾多の困難にも決して屈せず、まさに執念で道内No.1の百億円企業を築いた男・高江常男の力の根源とは何か─。

「金儲けと人を幸福にする理念」を体現した不屈の経営者・高江常男さんの壮絶な半生記を通して、経営における「理念」の真の意味を問い、事業の長期繁栄と社長業の本質に迫る異色の書。

さらに、高江氏の夢実現のために献身的に支えた妻・美穂子さん、そして父の理念を受け継いだ息子の知和理さんの貴重な手記を加えて、事業繁栄の根本を説き明かす、全編にわたって血湧きたち、魂がゆさぶられる、他に類のない経営者必読の感動の経営書です。

目次

《 第一編 》 執念の経営  ~高江常男の壮絶な生き様と挑戦

第1章 両腕切断、絶望の淵より立ち上がる
両腕切断/名医に救われた命/変わり果てる時/暗黒からの再起/口で字を書くことを覚える/三時間睡眠の励行/口にペンを咥えた新聞記者/福祉事業に開眼、湧き始めた使命感と生きる希望

第2章 生涯を掛ける事業に開眼、立志の炎が灯り始める
妻との出逢い/身障福祉への目覚め/前哨戦/太く短く生きる

第3章 結婚と起業、二つの大きな転機を迎える
企業授産論/選んだのはクリーニング業/救いの神/融資を決める労金本店審査会/万事休す!

第4章 多くの協力者を得て、苦闘の創業期を乗り切る
念願の社会福祉法人格取得/常識外の多額融資/試行錯誤の創業期/猪突猛進の営業戦略

第5章 総工費六十億円、前人未到の一大事業に挑む
ユートピア建設の野望/二つの暗示/夢物語の実現を目指して/大都市・札幌への進出/十万坪の土地買収作戦

第6章 無念! 理想郷づくりの夢、破れる
ライバルとの闘い/新規事業の御破算と思わぬ拾い物/運気乱気流を切り抜ける/高利貸に手を出すな!/道庁への陳情/経営安定五カ年計画/不調に終わった金融機関と道の話し合い/解決への突破口

第7章 不屈の闘い、最後までやり抜く人間に必ず道は拓ける
急転直下、解決へ/四万坪を手放す/給料の延配は絶対にしない/リハビリーは一段落、次は光生舎/舎員に宛てた檄文/人生を振り返って/生きて良かった/高野山詣で/障害者人生への感謝を込めて


《 第二編 》 理念を伝え継承する

第8章 理念を支える ~妻の思い  高江美穂子より
亡くなった夫へ/両腕のない男との結婚/遠慮のない夫婦になるまで/光が生まれるような施設に/人材育成は厳しく、愛情深く/夫の夢/寮長を任されて/子どもと孫に囲まれて/夫の死/かけがえのない人/温かい海へ

第9章 理念に従う ~従業員への教え  光生舎従業員より
妻との出逢い/身障福祉への目覚め/前哨戦/太く短く生きる

第10章 理念を継ぐ ~後継者の決意 高江智和理より
最初の仕事は完全週休二日制の実施/父から教わった「会社を絶対に潰さない鉄則」/創業の理念をどう伝えていくか/経営のすべては社長の責任/後継者にとって理念とは経営のモノサシ


《 第三編 》 経営理念をいかに実現するか 
          ~解説 [経営コンサルタント] 作間信司 

経営理念は我が社最大の財産
理念は四層構造で立体的に考える
【経営理念の四層構造─①個の志】
【経営理念の四層構造─②経営目的】
【経営理念の四層構造─③経営方針】
【経営理念の四層構造─④行動規範】

よい金太郎飴社員をつくる四つの仕掛け
自律の覚悟/慢心を自らコントロールする
「正しい」経営理念の見直し方と「会社を潰す」変え方

著者のプロフィール

■高江常男(たかえつねお)氏について

 事故で片目と両腕を失いながら、一代で北海道随一の百億円企業、光生舎を築いた「炎の経営者」と呼ばれた人。

  昭和2年、北海道芦別の貧しい炭坑夫の六男に生まれ、幼少の頃遊んでいた竹とんぼで右目を突いて義眼となる。

 尋常小学校卒業後、独学で資格を取り電気工事の仕事に従事するが、17歳の頃、送電線の工事中に3000ボルトに感電、両腕を切断する。奇跡的に一命を取り留めるが、事故で肺の上部が焼け、医師からは余命十年と宣告される。

 限られた命をいかに生きるかを自らに問い続けた氏は、思いがけず地元新聞の記者の職を得て、障害により仕事が出来なかった者が職を得る喜びを味わう。その暗黒の絶望から脱出した喜びは、いつしか仕事がない現実に苦悩する障害者を救済したいという使命感へ変わり、昭和31年、同じ立場の障害者十数名を率いてクリーニング業を興す。

 資金も経営経験もない徒手空拳の創業で、「障害者に何ができる」という周囲の偏見に対して、一度たりとも障害を売り物せずに、真っ向から事業を推進。見事50余年のうちに一大企業に育て上げた。
 平成11年、勲五等瑞宝章受賞。平成19年没後も氏が命をかけて成し遂げた偉業とその理念は後継者である長男に引き継がれ、光生舎はさらなる発展を遂げている。

■作間信司(さくましんじ)氏について
 日本経営合理化協会常務理事・主席経営コンサルタント。20代の頃より、故・一倉定、そして牟田學という日本を代表する「社長指導の教祖」から直に薫陶を受ける。その十余年の経験から、「事業繁栄の根源は、何よりもまず正しい経営理念をもつこと」と確信。以後、牟田學考案の「長期事業発展計画書」作成指導の専任講師として、オーナー経営者をはじめ、ときには経営者の家族・後継者・幹部の様々な相談にのり、膝を突き合わせて深夜まで解決策を練る。

 顧問会社の堅実な成長を側面から強く支え続けるなかで、独自の「理念実践経営」を体系化。理念を中心に据えた増収・増客戦略、新規事業開発、財務面での安定施策、さらに全社的理念浸透の仕組みづくりなど、社内外を完全網羅する他に類を見ない実務的な理念経営ノウハウを体系化し、メーカー、小売、建設、サービス業など多種多様な業種業態の会社に、永続繁栄のシナリオづくりを親身に指導している。

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