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「リアルタイムウェブ」とは、文字通り「情報がリアルタイムに伝わるウェブ」ということだ。しかし、その本当の意味はあまり理解されていない。リアルタイムウェブとは単に、ウェブ上の情報スピードが多少速くなったという程度の話ではない。そのような量的変化だけでなく、ウェブ空間の質的変化も同時に起きつつある。この言葉は、今後のウェブ、そして社会全体の変化を示すキーワードの一つとなるだろう。そして、日本はリアルタイムウェブにおいてアドバンテージを有しており、世界をリードする可能性を持つ。本書では、リアルタイムウェブについて解説を行うとともに、時代の変化について考察する。
■おすすめコメント
2010年の流行語大賞にも選ばれた「~なう」。 ネットの世界では、もはや古くさい言葉になりつつある「なう」だが、この言葉こそがWeb2.0とクラウドコンピューティング、そしてソーシャルメディアに続く、ここ数年のウェブの進化を象徴するキーワードになる。 なぜこの奇妙な表現が、それほど重要なキーワードだと言えるのか。それを解く鍵こそ、本書のテーマである「リアルタイムウェブ(Real-time Web)」にある。リアルタイムウェブとは、簡単に言ってしまえば「情報がリアルタイムに伝わるウェブ」ということだ。
第1章 「グーグルの10年」の終わり
第2章 リアルタイムを実現するウェブ技術
第3章 モバイル技術の重要性
第4章 社会環境の変化
第5章 リアルタイムウェブ時代のグーグル
第6章 リアルタイムウェブと社会の未来
小林 啓倫 (コバヤシ アキヒト)
ITジャーナリスト。1973年東京都生まれ。筑波大学大学院卒。国内SI企業、外資系コンサルティング会社、米国でのMBA留学などを経て、2005年より国内コンサルティングファームに勤務。また「Polar Bear Blog」および「シロクマ日報」の2つのブログを運営するブロガーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)