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キリスト教世界の統合という高邁な理想を掲げ十字軍派遣に命を賭したピオ二世。法王庁の堕落を批判し反旗をひるがえした修道士サヴォナローラに対し、泰然と応じた老獪な策士アレッサンドロ六世。西欧の列強を巧みに利用することでイタリア統一を目指したジュリオ二世。芸術と豪奢を愛し、法王庁を食いつぶしたメディチ家出身のレオーネ十世。―ルネサンス後期に君臨したあまりに個性的な四人の法王の姿を通し、宗教と人間の本質に迫り、時代を鮮やかに浮彫りにする。また、初めて収録した著者自身による執筆当時の回想(メイキング)は、自伝とも言いうる内容で、塩野文学の核心を明かす好読物。
最後の十字軍;アレッサンドロ六世とサヴォナローラ;剣と十字架;ローマ・十六世紀初頭;メイキング『神の代理人』
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