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明治初期、大蔵省のエリート官僚だった渋沢が「明治の三傑」西郷・大久保・木戸をはじめ、伊藤博文、大隈重信ら政界トップと渡り合う様子や岩崎弥太郎とのいさかいなど、官を辞してからの財界におけるさまざまなシーンと共に、こよなく愛した「論語の言葉」を解説。渋沢による貴重な自著。
第1章 『論語』と実業
第2章 私の青年時代
第3章 争いのすすめ
第4章 人物を見抜く基準
第5章 人に接する法
第6章 生活と信条
第7章 『論語』算盤説
第8章 教育のあり方
第9章 私の孔子観
渋沢 栄一 (シブサワ エイイチ)
1840年、現在の埼玉県深谷市に生まれる。6歳頃より四書五経、漢学、陽明学を学ぶ。なかでも渋沢の人格を鍛えたのが『論語』であり、生涯「事業と道徳の一致」、すなわち「論語と算盤」の一致を推奨した。1864年、24歳で一橋慶喜に仕え、1866年に慶喜が将軍となったため幕臣となる。1867~68年渡欧。1869年、出資を一般公募し、日本最初の株式会社ともいわれる「商法会所」を設立し成功。同年新政府へ移り、大蔵省へ出仕
由井 常彦 (ユイ ツネヒコ)
三井文庫常務理事・文庫長、明治大学名誉教授。1955年東京大学経済学部卒業。1960年同大学院修了。経済学博士。明治大学経営学部教授、文京学院大学大学院経営学研究科教授を歴任。現在、日本経営史研究所名誉会長をはじめ、渋沢栄一記念財団など多くの財団の理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)