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2008年に世界を襲ったリーマン・ショックで、日本国内でも金融再々編の幕があがった。新生銀行(旧日本長期信用銀行)とあおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の合併は破談となったが、山形県の荘内銀行と秋田県の北都銀行をはじめとして、関西でも合併が相次ぐ。またまた、銀行大激変の時代なのである。この大激動を、あなたのメインバンクは乗り切れるのか。これまでに破綻、統合の憂き目を見た13銀行の先例から、「マイ・バンク」の行き着く先を見極める第1弾。
第1章 見せしめ(UFJ銀行(旧・三和銀行)―金融当局に喧嘩を売って潰された銀行の自信過剰;足利銀行―「地銀の雄」とおだてられ、テングとなった地方銀行の末路;東京相和銀行―ファミリー企業を太らせた長田商店。またの名前は銀座・赤坂の“お水”のメインバンク)
第2章 実験(北海道拓殖銀行―無責任の鎧をまとった経営陣が北海道経済を破壊した;日本長期信用銀行―えせリゾート王に食い潰された国策銀行;日本債券信用銀行―裏世界の住人の現金自動支払い機(CD)は二度死ぬ)
有森 隆 (アリモリ タカシ)
経済ジャーナリスト。1945年生まれ。1969年、早稲田大学文学部卒業。30年間、全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)