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小泉純一郎政権の象徴である「規制緩和の旗手」として総合規制改革会議の議長となった、オリックス会長の宮内義彦。しかし一方では、その地位を利用して「改革利権の最大の受益者」としての一人二役を演じ続けてきた。そのツケが今になってまわってきた。鳩山邦夫総務大臣が指摘し白紙撤回された、日本郵政が所有する「かんぽの宿」の格安買収計画である。国から待ったをかけられた「改革利権」取得の呆れた手口、そして「宮内商法」のすべてを暴き出す。
序章 「かんぽの宿」疑惑で浮上した改革利権
第1章 アウトサイダーからインサイダーへ
第2章 規制緩和を糧として
第3章 村上ファンドと二人三脚
第4章 「すべてが最初」をモットーに
第5章 生身の宮内義彦
第6章 言行不一致
第7章 本当は何を変えようとしたのか
第8章 アウトサイダーに戻る宮内義彦の運命
第9章 宮内に引退勧告
有森 隆 (アリモリ タカシ)
経済ジャーナリスト。1945年生まれ。1969年、早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)