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電子書籍や音楽配信、動画配信など、ここ数年のIT業界のデジタルコンテンツに関する動きを見れば、アマゾン、アップル、グーグルの3社が突出していることがわかる。従来のマスメディアが握っていた膨大なコンテンツを、どのようにネットで流通させ、収益に結び付けていくのか。ネット上の展開に苦しむ旧来のメディアを尻目に、IT業界ではすでにこれらのコンテンツをどう消費者に届け、収益を上げるかを模索している。その先頭を走る3社だが、その戦略次第ではどこかが突出し、あるいはどこかが脱落することもありえる。本書では、電子書籍を中心に3社の戦略から最新の動向を分析し、デジタルコンテンツをめぐるその「次」の動きを予測する。
第1章 デジタル覇権争いの幕開け
第2章 3社それぞれのデジタルコンテンツへの取り組み
第3章 電子書籍で激変する業界絵巻
第4章 デジタルコンテンツの鍵はクラウド
第5章 コンテンツビジネスでぶつかり合う3社
第6章 プラットフォームがすべてを決める
武井 一巳 (タケイ カズミ)
1955年、長野県生まれ。ジャーナリスト、評論家。大学在学中より週刊誌・月刊誌等にルポルタージュを発表。ビジネス、最先端技術分野の評論を行う一方で、初心者向けの解説書を多数執筆。ITコンサルタントとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
