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仕事で落ち込んだとき、くじけそうになったとき、迷ったり悩んだりしたとき、「初心」を思い出させてくれるハーバード恒例の“最終講義”を一挙掲載。
■おすすめコメント
信じた道を行こうと心に決めたとき、この本を開いてほしい―― ハーバード・ビジネススクール最終講義で 教授たちから贈られる珠玉のエピソード集 ハーバード・ビジネススクールでは、各学期の最後に特別な授業がおこなわれる。それぞれの教授がカリキュラムの枠を超えて、みずからの体験に根ざした“ちょっといい話”を披露する。手の込んだ資料を用意する教授、くしゃくしゃのメモを握りしめて話す教授、教室を歩きまわりながら、時にもの思いにふけりつつとつとつと語る教授……。スタイルはさまざまでも、伝えようとしていることはひとつ、リーダーのあるべき姿、である。 世界じゅうから集まってくる若き精鋭たちを前に、さぞかし深遠で大仰な経営哲学が語られるかと思うと、その期待はみごとに裏切られる。エリートとして意気揚々と卒業していく学生たちの鼻っ柱をへし折るような話も少なくない。教授たちはさまざまなエピソードを用意して、ハーバード出のMBAがなんだ、素裸の己を忘れるな、と説くのである。周りを蹴落としてでもトップになりたい、競争には勝たねばならない、その一心で勉強してきた学生たちは、普段の授業とのギャップに驚き、教授たちの懐の深さにあらためて感動し、目をひらかれる。何ものかになりたいと切望する前に、自分はいったい何ほどのものか、との問いに向き合うことになる。 本書は、2002年の卒業生である著者が、なんとしてもこの最後の授業を一冊の本にまとめたいと思い立ったことがきっかけで生まれた。多くの教授たち、また、いまは故人となった教授の遺族や教え子の協力をえて出版にこぎ着けた。それぞれのエピソードの持つ教訓は、職業や年齢を問わず、人間がともに働き、ともに生きる場であれば、必ず役に立つものばかりだ。しかしこの本が真に感銘深いのは、教育とは本来、いかに生きるべきかを身をもって伝えることであり、知識や正解を叩き込むことではない、ということを如実に示しているからだろう。ビジネスの場ではもちろん、教育、医療、行政など、あらゆる場に身をおく人に何度でも読み返してもらいたい一冊である。
転落から高みへ(ジャイ・ジャイクマー)
なぜ人はあなたのために働くのか(ティモシー・バトラー)
ラシュモア山での問い(トーマス・J.デロング)
剥製の鳥(ジェフリー・F.レイポート)
自分らしくあれ(リチャード・S.テッドロウ)
黒か白か(トーマス・K.マックロウ)
まずい食事と真実(スティーヴン・P.カウフマン)
同窓会(デイヴィッド・E.ベル)
完璧を求めるな(ナンシー・F.ケーン)
キャサリン・ヘップバーンと私(ロザベス・モス・カンター)〔ほか〕
1996年、ブラウン大学卒業。専攻は歴史学。2002年にハーバード・ビジネススクールで経営学修士号(MBA)を取得。ビジネススクール入学前は、J・P・モルガンに4年間勤務し、投資銀行業務および商業貸付業務に携わる。ニューヨーク市で生まれ育ち、現在も同市に在住。『ハーバードからの贈り物』が初めての著作となる
幾島 幸子 (イクシマ サチコ)
翻訳家。早稲田大学政経学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)