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安全保障の重要性を誰よりも知っていたハドリアヌスは、治世の大半を使って帝国の辺境を視察し続け、帝国の防衛体制を磐石なものとした。しかしその責務を無事終えローマに戻ったハドリアヌスは、ローマ市民の感覚とは乖離する言動をとり続け、疎まれながらその生涯を終える。そして時代は後継者アントニヌス・ピウスの治世に移るが、帝国全域で平穏な秩序は保たれ続けた。それはなぜ可能だったのか。
第2部 皇帝ハドリアヌス(承前)(ヴィラ・アドリアーナ;再び「旅」に;ローマ軍団;エジプト;美少年;ユダヤ反乱;「ディアスポラ」;ローマ人とユダヤ人;余生;後継者問題;死);第3部 皇帝アントニヌス・ピウス(幸福な時代;人格者;マルクス・アウレリウス;「国家の父」)
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