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失政を重ねたコモドゥスは暗殺され、ローマは帝位を巡って5人の武将が争う内乱に突入した。いずれもマルクス・アウレリウスの時代に取り立てられた彼らのうち、勝ち残ったのは北アフリカ出身のセプティミウス・セヴェルス。帝位に登った彼は、軍を優遇することで安全保障体制の建て直しを図る。だがそれは、社会と軍との乖離を促すものでもあった。衰亡の歯車は少しずつその回転を早めていく。
第3部 内乱の時代―紀元一九三年‐一九七年(軍団の“たたきあげ”;皇帝ペルティナクス;帝位争奪戦のはじまり;ローマ進軍;首都で;ライヴァル・アルビヌス;もう一人の“たたきあげ”;イッソスの平原);第4部 皇帝セプティミウス・セヴェルス―在位、紀元一九三年‐二一一年(軍人皇帝;思わぬ結果;東征、そしてその結果;故郷に錦;ブリタニア;死)
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