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江戸時代を終えて明治維新を迎えた日本は、近代化が進む世界から著しく立ち遅れ、法治国家としての原則が存在せず、欧米列強から過酷なまでの不平等条約を押しつけられていた。また国内でも士農工“商”という序列が残っていた。“資本主義の父”である渋沢栄一は、いかなる精神をもって、殖産興業、貿易振興、不平等条約改正などに立ち向かい、進むべき道筋を示したのか。日本経済の礎をゼロから築いた“巨人”の志から、混迷をきわめる日本に新しい光が見える。
序章 東京商法会議所の発祥
第1章 グラント将軍
第2章 不平等条約
第3章 横浜生糸貿易紛争
第4章 文物創造
第5章 日米摩擦の回避へ
第6章 わが国初の渡米実業団
第7章 明治神宮奉建運動
第8章 「渋沢栄一」を探る
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