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本書でいう「文明日本」とは、開国維新後の日本の将来構想を意味し、とくに西洋由来の文明論的もしくは普遍史的な理論に影響を受けた知識人のそれを指している。福沢諭吉でいえば、『文明論之概略』、徳富蘇峰でいえば『将来之日本』、内村鑑三でいえば、『地理学考』と『興国史談』で展開されている議論である。
序論 出発点としての福沢諭吉;第1章 「伝統日本」から「文明日本」へ―『文明論之概略』の一分析;第2章 徳富蘇峰における「将来の日本」と「平民道徳」―福沢諭吉の継承と批判;第3章 明治日本における「中等階級」の探求―諭吉と蘇峰;第4章 「膨張的国民」と「真正の日本人」のあいだ―日清戦後の蘇峰と鑑三;結論 「市民的主体」という課題
梅津 順一 (ウメツ ジュンイチ)
1947年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。放送大学教養学部助教授、青山学院女子短期大学教養学科教授を経て、現在聖学院大学政治経済学部教授、経済学博士(東京大学)。著書に『近代経済人の宗教的根源―ヴェーバー・バクスター・スミス』(みすず書房、1989年)『三訂版欧米経済史』(共著、放送大学教育振興会、1995年)『昭和史からのメッセージ―市民的成熟を求めて』(青山学院女子短期大学学芸懇話会、1995年)『近代西欧における宗教と経済』(共編著、同文館、1996年)『中産層文化と近代』(共編著、日本経済評論社、1999年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)