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武富士ダンサーズ、無人契約機、くーちゃん…。巧みなCM戦略で低所得層を喰い物にした消費者金融。彼らはなぜ金融市場に君臨できたのか?銀行、クレジット会社はいかに共謀したのか?貸金業界の興亡を描き、電子マネー、ポイント制度など、新手の金利ビジネス台頭に警鐘を鳴らす渾身のルポ。
グレーゾーン金利の廃止、年収に応じた貸し出し金額の制限、過払い金返還請求の嵐……かつて高収益を誇ったサラ金、商工ローンなどの貸し金業が、絶滅するかのような事態に直面しています。業界からは「庶民がカネを借りられなくなる!」といった声も聞こえてきますが、多重債務者を作る「貧困喰い」で業界全体が収益を上げてきたのは紛れもない事実。TVでもおなじみの経済ジャーナリスト須田慎一郎が、銀行からクレジット会社、サラ金、商工ローン、そしてヤミ金に至る「金融食物連鎖」のカラクリを総括。それにとってかわるポイントカード、電子マネーなどの台頭も・・・・・・ 貸し金業の構造的な大転換の流れを鋭い視点で描きます。金融関係者必読、渾身のマネー系ルポルタージュ!
序章 サラ金殲滅
第1章 銀行のサラ金喰い
第2章 武富士、アイフル大繁盛の舞台裏
第3章 個人信用情報の争奪戦
第4章 貸金業界VS金融庁―カネ貸しの敵と呼ばれて
第5章 終わりなき過払い金返還請求
第6章 ノンバンク業界のマフィアな面々
第7章 クレジットカードの新しい罠
第8章 電子マネーとニューウェーブ金融
終章 「借金は悪」の時代
須田 慎一郎 (スダ シンイチロウ)
1961年東京都出身。金融ジャーナリスト。夕刊紙、週刊誌での執筆、テレビでのコメンテータとして活躍。政界、官界、財界での豊富な人脈をもとに、数々のスクープをものにしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)