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紀元324年、ライヴァルのリキニウスを敗走させ、ただ一人の最高権力者として内戦を勝ち残ったコンスタンティヌス。帝国全体の一新を企て、自らの名を冠した新都コンスタンティノポリスを建設。帝国の絶対専制君主として君臨したコンスタンティヌス帝は、旧来の安全保障の概念を放棄し、キリスト教を特権的に振興。ローマをまったく別の姿に変えてしまう。それは中世のはじまりの姿だった―。
第2部 コンスタンティヌスの時代(承前)―紀元三〇六年‐三三七年(唯一人の最高権力者;新都建設;指導層の変貌;軍の変貌;富の格差;家庭内悲劇);第3部 コンスタンティヌスとキリスト教(雌伏の時期;表舞台に;「ミラノ勅令」;キリスト教振興策;ニケーア公会議;「インストゥルメントゥムム・レーニ」(Instrumentum regni)つまりは「支配の道具」)
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