|
|
||||||||||||||||
この書籍が含まれるグループ
|
明治・大正・昭和の激動の中、三井財閥トップ、日本銀行総裁、大蔵兼商工大臣として「信念」を貫き通した“サムライ”池田成彬の波乱・怒涛の人生。
すごい人物がいた。明治・大正・昭和の激動の中で、三井財閥のトップとして信念の経営を貫いたサムライ経営者・池田成彬の怒濤の人生。元銀行員の作家による経済小説である。主人公は池田成彬。明治・大正・昭和の激動の中、三井財閥のトップを永らく務める。その後、日本銀行総裁、大蔵兼商工大臣として、自らの「信念」を貫き通したサムライの、波乱・怒濤の人生ドラマである。 日露戦争、第一次世界大戦、昭和金融恐慌、血盟団事件、二・二六事件、太平洋戦争と、時代が大きく激しく動いていく中で、成彬の周りには何が起こり、彼はどう考え、どう動いたのか。読む者に、人間のあるべき姿とは何かを深く問いかける物語である。
第1章 昭和金融恐慌
第2章 疾風怒涛
第3章 銀行員へ
第4章 出世街道
第5章 三井銀行トップへ
第6章 ドル買い事件
第7章 血盟団事件
第8章 財閥の転向
第9章 波乱の幕開け
第10章 蔵相兼商工相
第11章 戦争前夜
第12章 終戦
江上 剛 (エガミ ゴウ)
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1977年、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。2003年3月に同行を退職し、執筆生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)