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長年勤めていた銀行を上司との軋轢から辞めた池澤。退職後は経験を生かしてコンサルティングや雑文を書いたりしてやっと食べているような生活ぶりだ。そんなときかつて後輩だったという女性から一通のメールが舞い込んだ―。
リストラ同然に退職を余儀なくされた行員に次から次へと降りかかる厄災。経済小説の旗手が送る待望の長編小説。
江上 剛 (エガミ ゴウ)
1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。’77年第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て築地支店支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。’03年3月に同行を退職し、執筆生活に入る。組織で生きる者の悲哀を知り尽くし、いくつもの困難をくぐり抜けてきた著者だからこそ描くことのできる世界は大きな共感を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)