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本書は、初版に引き続き、会計の視点とファイナンスの視点の2つを入れ込んだものになっている。企業の経営者あるいは管理者の立場を中心とする会計の視点と、投資家の立場を中心に据えるファイナンスの視点の双方からの企業分析の考え方は、現在のビジネスパーソンにとって必須の能力と考えられる。したがって、本書は経営管理に携わっている企業の経営幹部や分社化された子会社の経営幹部、事業部の幹部をはじめ、将来の幹部候補である若手ビジネスパーソンが、競合企業や関係会社、また自社を分析していく場合に、財務データをどう分析していったらよいのかを学ぶことに活用していただけるものと考えている。さらに、本書の企業分析の考え方は、会計ルールの統一化のなかで、海外企業の分析においても同じように使えるものと考えられる。
序章 企業の目標と企業分析
第1章 企業評価の方法
第2章 定性的な分析と財務データとの関連付け
第3章 財務データの見方
第4章 財務比率分析
第5章 会計方針と企業分析
第6章 総合的な評価
西山 茂 (ニシヤマ シゲル)
早稲田大学政治経済学部卒業。米国ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士課程(MBA)修了。監査法人トーマツにて会計監査・企業買収・株式公開などの業務を担当したのち、(株)西山アソシエイツを設立し財務コンサルティングに従事。2000年4月より早稲田大学大学院(ビジネススクール)助教授に就任し、現在教授。学術博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)