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なぜ変われないのか?日本の政治をリセットする異色対談。
自民党は、衰退する日本の縮図 日本中がとてつもない閉塞感(へいそくかん)に支配されてから久しい。過去の支配者や勝ち組たちは退(の)かず、新しい人や仕組みが登場できない。会社も、役所も、ありとあらゆる組織が、変われないでいる。このままでは、競争に勝ち残れず、もはや亡びるしかなくなるだろう。自民党は、そんな日本の不全組織の代表である。変化を恐れる人たちが手を組み、予定調和がはびこる。ポストが濫発(らんぱつ)される。目が組織の外側に向いていない。組織の自浄作用には期待できない末期段階である。そんなとき、実際の変化を引きおこせるのは、個人の意志と行動の力だけしかない。不全の原因に立ち向かい、これを突破していく個人の戦いだ。
第1章 変われない組織では、何が起こっているか
第2章 ルールとは何か―決めごとを変えられない日本人
第3章 「共存共貧」で縮んでいく日本
第4章 民主政治の崩壊過程
第5章 個人の戦いが組織を変える
第6章 野党力―負けと向き合う力
二宮 清純 (ニノミヤ セイジュン)
1960年、愛媛県生まれ。スポーツジャーナリスト・評論家。スポーツコミュニケーションズ代表取締役
河野 太郎 (コウノ タロウ)
1963年生まれ。衆議院議員。自由民主党幹事長代理。湘南ベルマーレスポーツ評議会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)