|
|
||||||||||||||||
この書籍が含まれるグループ
|
二〇〇九年十一月、新政権が設置した行政刷新会議による「事業仕分け」は、世論調査で国民の八割が支持。日本における政治文化のターニングポイントとなった。この仕分けの「統括」として、議論をリードした著者が、事業仕分けの意義と仕組みを平易に説き明かす。国の債務残高は、二〇一〇年度末で九七三兆円超。この巨額の財政赤字を前に、これ以上、税のムダ遣いは許されない。意義の不明確な事業、事業の重複、ピンハネ、中抜き構造、組織のための組織など、あらゆるムダを炙り出し、税金の使われ方を国民主権の観点から見直す事業仕分けの実相とは?そして、仕分けに対する数々の誤解や批判にも答える。
第1章 「政治文化」の革命としての事業仕分け
第2章 事業仕分けとは何か
第3章 事業仕分け最前線
第4章 事業仕分けに対する批判に答える
第5章 有権者の意識改革としての事業仕分け
補章 事業仕分けの歴史
枝野 幸男 (エダノ ユキオ)
1964年栃木県宇都宮市生まれ。衆議院議員。東北大学法学部卒業。88年司法試験合格。91年弁護士登録。93年日本新党の候補者公募に合格し、旧埼玉五区から衆議院議員初当選。その後新党さきがけへ移り、薬害エイズ問題の解決に尽力。民主党結党に参画し、党政策調査会長、党憲法調査会長を歴任。2010年2月行政刷新担当大臣に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)