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希望が見えない時代の、希望に満ちた仮説。ピーター・センゲに「リーダーシップを本気で学ぶ人が読むべきただ1冊」と言わしめた名著、待望の邦訳。「サーバント」――つまり「奉仕」こそがリーダーシップの本質だ。1977年に米国で初版が刊行されて以来、本書は研究者・経営者・ビジネススクール・政府に絶大な影響を与えてきた。「サーバントリーダーシップ」の概念は、今やリーダーシップ論の基本哲学を成している。「サーバント」――つまり「奉仕」こそがリーダーシップの本質だと、著者グリーンリーフは説く。自らの良心に従い、より良い世界へ導くことを自身の責務と信じ、周囲の人々にとって、組織にとって、優先されるべきことが為されているか、常に心をくだく――そうした「サーバント」としてのリーダー像を描いた本書は、混迷の時代の中、いっそうその輝きを増している。読み継がれてきた不朽の名著、待望の邦訳。
第1章 リーダーとしてのサーバント
第2章 サーバントとしての組織
第3章 サーバントとしてのトラスティ
第5章 教育におけるサーバント・リーダーシップ
第6章 財団におけるサーバント・リーダーシップ
第7章 教会におけるサーバント・リーダーシップ
第8章 サーバント・リーダー
第9章 官僚主義社会におけるサーバントとしての責任
第10章 アメリカと世界のリーダーシップ
第11章 心の旅
グリーンリーフ,ロバート・K. (グリーンリーフ,ロバートK.) Greenleaf,Robert K.
1904~90。企業人としての人生の大半をAT&Tで過ごし、マネジメント、リサーチ、開発、教育の分野に携わった。同社でマネジメント研究センター長となったあと、退職直前にマサチューセッツ工科大学スローン・スクール、ハーバード・ビジネス・スクールの客員講師に任命され、またダートマス大学とヴァージニア大学でも教鞭をとった。さらに、多くの企業、財団、学校などでコンサルタントを務めた。生涯にわたって組織研究を行い、観察した結果を一連の小論文や書物、ビデオテープなどの形で発表している。他者へのより深い思いやりを持った、より良い社会を築くための考え方や行動を促すことを目的とし、リーダーを「サーバント」としてとらえることをテーマとしていた
金井 真弓 (カナイ マユミ)
翻訳家
金井 壽宏 (カナイ トシヒロ)
1954年神戸生まれ。京都大学教育学部卒業、神戸大学博士課程前期課程修了後、MIT経営大学院博士課程修了。神戸大学大学院経営学研究科教授として、経営管理と組織行動の科目を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)