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「社長になる」「試験に合格する」「好きな女性と結婚する」という夢を言葉として書いたときに、脳は過去・現在・未来を識別できませんから、未来の夢も現実に実現したこととして認識します。そうなると、脳から報酬物質であるドーパミンが放出されて、脳がやる気を出すのです。やりたいことや夢を書くと実現しやすくなるというのは本当なのです。それは脳の仕組みによるところが大きいのですが、その誰もが知りたがっていた秘密を、解明して脳科学的に説明していきます。
まえがき 脳はもともと怠け者だった!
1章 なぜ脳はやる気になれないのか
2章 脳は「記録」されたがっている
3章 なぜ書くだけで願いが叶うのか
4章 願いを叶えるために自伝を書く
5章 言葉という鏡を磨いていく
6章 偶有性の時代を生き抜く
茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)
1962年生まれ。脳科学者。理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアサイエンスリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部・法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現職。2005年『脳と仮想』(新潮社)第4回小林秀雄賞受賞。2009年『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)