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市場を弄ぶ“魔性の記号”の正体とは―。証券化バブルを演出し、金融危機の“戦犯”と目される格付会社。民間企業の「意見の表明」にすぎない格付記号を、なぜ市場は盲信し、権威にまつりあげたのか―。金融業界のタブーに切り込み、迷宮の扉をこじ開けた、待望の最新作。
毒入りの資産に「AAA(トリプルエー)」という魔法の粉をふりかけ、まやかしの黄金に仕立てる――。資本市場のお目付役から利潤追求に血道を上げるディールメーカーへと変貌し、破滅への道を進んでいった米国系格付会社の蹉跌を描く。徹底した現場取材と緻密な事実考証にもとづく、迫力のリアルフィクション!
データなし
黒木 亮 (クロキ リョウ)
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。銀行、証券会社、総合商社勤務を経て作家。2000年、国際協調融資を描いた『トップ・レフト』でデビュー。中学時代から長距離ランナーとして活躍し、大学時代は箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)