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愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する青春群像。
新しき人間・親鸞を描く、渾身の長編小説。その苦悩は、今の私たちと同じ悩みであり、その決断は現代の闇を貫く。
全国27新聞に連載、2400万読者が熱狂した長編、ついに刊行!愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する青春群像。講談社創業100周年企画<主な登場人物>●忠範・範宴……この物語の主人公。のちの親鸞●犬丸……忠範の家に仕える、正体不明の召使い●サヨ……犬丸の妻、愛情豊かなしっかり者●河原坊浄寛……元武者、いまは鴨川の河原の聖●ツブテの弥七……ツブテ打ちの名手、白河印地の党の頭●法螺房弁才……元比叡山の行者、弁舌巧みな巷の聖●伏見平四郎……美しき、残酷無類の怪少年●後白河法皇……今様で世を治めんとする「暗愚の王(きみ)」●慈円……寺門、権門をあやつる政教の黒幕●良禅……比叡山での同僚。危うい美少年●玉虫……旅先の大和路で出会った、謎の傀儡女(くぐつめ)●紫野……六角堂で出会った、不思議な女
データなし
五木 寛之 (イツキ ヒロユキ)
1932(昭和7)年9月福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮半島にわたり47年に引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞、76年「青春の門筑豊篇」ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。アメリカで発売された英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)