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二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出―。今、何が本当に起こっているのか?何が失われようとしているのか?我々が将来のために、今、やるべきこととは?希望はどこに見出されるのか?ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。
1 最悪のシナリオは実現するのか?(1930年代の世界恐慌よりもひどい状況;借金ができないから消費もできない ほか);2 借金依存経済に終止符を(財政刺激策はやってはいけない;ケインズは曲解されている ほか);3 金融と経営の原点へ回帰せよ(失われたのはお金ではなくビジネスモデル;消えてしまった「バンカー」 ほか);4 再生はどこからもたらされるか(日本は「デザイナー」不足;日本人の作る新しい組織の形 ほか);5 生き残るための条件(日本人は世界標準で働けるか?;日本人はアメリカ人より10歳幼い ほか)
神谷 秀樹 (ミタニ ヒデキ)
1953年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住友銀行入行。’84年、ゴールドマン・サックスに転職。以後ニューヨーク在住。’92年、現在のロバーツ・ミタニLLCを創業
小幡 績 (オバタ セキ)
1967年千葉県生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)入省。退職後、一橋大学経済研究所専任講師を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授。ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)