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日本や世界で日々起きている事件の背景を知るために不可欠なのは、日本史や世界史の知識である。ところが世界史の未履修問題で明らかになったように、歴史を学ばずに大学生や社会人になってしまう人も少なくない。他方、教科書の歴史知識だけでは満足できない人でも、古典や大著となると縁遠くなる。本書は多忙な現代人のために、紀元前の時代から二〇世紀にいたるまで、日本から中国やアジア、イスラームからヨーロッパなどで生まれた名著を厳選し、懇切丁寧に歴史理解への道を案内する。歴史の面白さと読書の喜びを伝えるブックガイドの決定版。
1 歴史への問いかけ;2 叙述の魅力;3 歴史を見る眼;4 歴史家の使命感;5 大変動のなかで;6 現代への視座
山内 昌之 (ヤマウチ マサユキ)
東京大学大学院総合文化研究科教授。1947年札幌に生まれる。北海道大学文学部卒。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、トルコ歴史協会研究員、ハーバード大学客員研究員などを歴任。専門はイスラーム地域研究と国際関係史だが、近年は世界史と日本史をつなぐ問題意識をもって、文化審議会、日本アラブ対話フォーラム、日中歴史共同研究委員会などの委員としても活動。多分野の読書家としても知られ、時代と地域を横断して歴史を語れる数少ない一人。2006年4月に紫綬褒章を受章。ほかに、発展途上国研究奨励賞、サントリー学芸賞、毎日出版文化賞(二回)、吉野作造賞、司馬遼太郎賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)