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二〇〇三年春、日本の株式市場は壊滅的に売り込まれ、破綻寸前まで追いつめられていた。そこに“代行返上”による更なる売り圧力がかかる。そんなカネの匂いに蠢ぎ始めた外資系ヘッジファンド。ハゲタカのように日本市場のクラッシュもいとわず、儲け優先で狙いをさだめた。その他、代行返上に伴う年金基金関係者の途方もなく煩雑な業務から浮かび上がる企業年金管理のずさんさ。厚生労働省、企業、サラリーマン個人、それぞれの視点から多角的にあぶりだされた“企業年金の実態”。企業人必読の問題作が、ついに文庫化。
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幸田 真音 (コウダ マイン)
1951年生まれ。米国系銀行や証券会社を経て95年に作家デビュー。国際金融の世界を舞台に、時代を先取りした作品を次々に発表し大きな話題を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)