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強欲をエンジンとしたアメリカの金融資本主義は、二〇〇八年ついに破綻し、その衝撃は地球全土に広がった。グローバル経済は急降下(フリーフォール)した。なぜ誰も、この危機の到来を予測できず、その悪化も防げなかったのか。果たしてわれわれはこの危機から、いつ、いかなる方策によって回復し、再び繁栄への道を歩むことができるのか?ノーベル賞経済学者スティグリッツが、経済再生の処方箋と、新しい資本主義秩序を提示する。
序 大不況の震源となったアメリカ型資本主義;第1章 金融の暴走をゆるした者たち;第2章 急降下する経済とオバマの戦略;第3章 アメリカ経済を再生させる;第4章 住宅ローンの“ペテン”;第5章 アメリカの大規模な略奪;第6章 強欲が慎重さを葬り去る;第7章 新しい資本主義の秩序;第8章 グローバルな回復からグローバルな繁栄へ;第9章 経済学を改革せよ;第10章 新しい社会に向かって
スティグリッツ,ジョセフ・E. (スティグリッツ,ジョセフE.) Stiglitz,Joseph E.
2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学をはじめオックスフォード、プリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める
楡井 浩一 (ニレイ コウイチ)
1951年生まれ。北海道大学卒業。英米のノンフィクション翻訳で活躍
峯村 利哉 (ミネムラ トシヤ)
1965年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒。英米の翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)