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近代日本の個と文明の矛盾を一身に背負い、詩人として、実業家として、重層的な世界を切り開いた辻井喬の、自と他をめぐる孤独で壮絶な終りなき戦いの全貌。暗喩と抒情の詩人から「思想」詩人へ、そして「自伝詩」という不可能性への飽くなき挑戦―戦後史への鎮魂の全18詩集。
『不確かな朝』1955;『異邦人』1961;『宛名のない手紙』1964;「動乱の時代」1967;『誘導体』1972;『箱または信号への固執』1978;『沈める城』1982;『たとえて雪月花』1985;『鳥・虫・魚の目に泪』1987;『ようなき人の』1989〔ほか〕