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「実業家堤清二」のしがらみを切り捨てて辻井喬が本音で語る。誰がグローバリズムとマーケティング病に汚染された国を築いたか!?祖国再建の手がかりを探る。
どうしてこんな日本になってしまったのか――格差社会、憲法改正、競争至上主義、疑問に思ってきたことをじっくりと解明、反論を試みる。日本はどこで間違ったか、考えさせる1冊。
日本の「冬物語」;マーケティング病の社会で;土地の名・土地の記憶;想像する力;老人と子どもと共同体;国を思う気持ち;9・11以後の世界;格差と想像力;民主主義と自由;憲法 教育基本法 平和について
辻井 喬 (ツジイ タカシ)
本名・堤清二。1927年東京生まれ。東大経済学部卒業。セゾングループ創業者として70年代から80年代にかけて“セゾン文化”の時代を先導、91年に経営の第一線を退く。55年に初めての詩集『不確かな朝』を出版、61年詩集『異邦人』(室生犀星詩人賞)、69年小説『彷徨の季節の中で』以来、詩、小説、評論など数多くの作品を発表。受賞作に小説『いつもと同じ春』(平林たい子文学賞)、詩集『群青、わが黙示』(高見順賞)、小説『虹の岬』(谷崎潤一郎賞)、『風の生涯』(芸術選奨文部科学大臣賞)、小説『父の肖像』(野間文芸賞)、『鷲がいて』(読売文学賞)など。2005年度日本芸術院賞受賞。現在、セゾン文化財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)