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カリスマの残照を追って、戦後日本の光と影に迫る!「主婦の店」から一大流通王国を築いた男の夢とまぼろし。その「戦記」からこの国の豊かさと貧しさが見えてくる。
ダイエー創業者中内功の半生とスーパーマーケットの盛衰を通して高度経済成長とは何だったかを、ルポ+評論+対談から解明。
第1部 ドキュメント カリスマの残照を追って(栄光と挫折;巨星と虚星);第2部(評論・エッセイ その人、その時代;グラフ 折込チラシ+写真);第3部 対論 戦後日本人の豊かさと貧しさ(堤清二;佐野眞一)(「悪」の魅力が生きていた時代;カリスマだけにはならない;父の背中 ほか)
佐野 眞一 (サノ シンイチ)
1947年東京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学文学部卒業後、出版社のライターや業界紙記者、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家として独立。97年『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。週・月刊誌等で常に話題を投げかけ、「文藝春秋」2006年4月号では「ルポ下層社会―改革に捨てられた家族を見よ」を発表、階層分化の深層を突いて衝撃を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)