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グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

ISBN-13 978-4-86276-013-5
ISBN 4-86276-013-9
著者名 ニコラス・P.サリバン/著 東方雅美/訳 渡部典子/訳
出版社 英治出版
発行年月日 2007年7月
販売価格(税込) 2,052 円
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内容・コメント

アジア・アフリカの発展途上国で、携帯電話が急速に普及している。その波は、これまで電気すら通っていなかったような地域、1日2ドル未満の所得で生活する「貧困層」の人々にまで及ぶ。携帯電話によって、経済・社会全体がダイナミックに変化しはじめた。情報通信が活発化し、農業も工業もサービス業も一気に発展。アフリカの「貧困層」の人々が、ケータイで買い物をしているのだ!だが、なぜ、そんな「貧しい」人々に、携帯電話が広まったのか?物語は、世界でも最も貧しい国の一つ、バングラデシュから始まる。戦争で荒廃した祖国の発展を夢見る起業家イクバル・カディーアは、バングラデシュでの携帯電話サービス立ち上げを考え、ただ一人、さまざまな企業や投資家に、その夢を説いて回る。彼の夢に共鳴し、協力を申し出たのは、2006年ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の総裁、ムハマド・ユヌスだった。さらに、ノルウェーの電話会社、ジョージ・ソロスら米国の投資家、日本の総合商社・丸紅、NGO、そして現地の人々…夢は多くの人や企業を巻き込み、「グラミンフォン」が誕生する。その衝撃は、アジア・アフリカ各国に、野火のように広がっている。生活が変わり、ビジネスが生まれ、経済が興り、民主化が進む。「貧困層」として見捨てられてきた、30億人の人々が立ち上がる。世界が、大きく変わり始めた。その全貌をドラマチックに描いた、衝撃と感動の一冊。

目次

「外燃機関」となる三つの力―経済成長の原動力とは;1 グラミンフォンの物語(「つながる」ことは生産性だ―起業家カディーアの夢と祖国;グラミン銀行と先駆者たち―ユヌス、ピトローダ、アンテナ屋;牛の代わりに携帯電話―新たなパラダイムが見えてきた;投資するのか、しないのか。それが問題だ。―投資を求めて北欧へ;グラミンフォン、誕生―政府・官僚との闘いを超えて;貧相国から世界クラスのプレーヤーへ―雄牛のように突進せよ);2 動き始めた巨大市場(BOPで広がる野火―アジア、アフリカ、三十億人が立ち上がる;時代を一気に飛び越えろ―途上国で加速するMコマース;援助ではなく、ビジネスチャンスを―社会に利益をもたらす「包括的資本主義」;携帯電話を超えて―カディーアとBRACの新たな挑戦;静かなる革命―変貌し続けるバングラデシュ)

著者のプロフィール

サリバン,ニコラス・P. (サリバン,ニコラスP.)   Sullivan,Nicholas P.    
技術と起業について幅広く執筆してきた。この5年間は世界の開発と投資に焦点を当ててきた。それ以前には、「インク・コム」の編集長をしながら、国際インターネット会議と起業家のためのラジオ番組でホストを務めていた。彼は開発資金国際会議で国連公認の「ビジネス・パネラー」となり、国連のハイレベルでの意見交換会にも参加してきた。70の発展途上国をランク付けした、年次での「国の豊かさインデックス」を編集し、『イノベーション:技術/統治/グローバル化』(MIT Press)の発行人で、新興市場における現地ファンドである、グローバル・ホライゾン・ファンドのパートナーでもある。ホーム・オフィス・コンピューティング誌の創刊時の編集者で、のちに編集長となった。初期の著名なテレコミューターの一人で、コラム「ワークスタイル」を書き、情報化時代における生活と仕事について記した。また『小規模事業者のためのコンピュータの活用法』(Random House/American Management Association)も執筆した。この頃、スコラスティックの出版エグゼクティブも勤めており、おもにフォーチュン500社のテレコム業界のクライアントを担当した。また、インク誌の「Eストラテジー会議」や、インク誌とシスコによる「技術による成長賞」、USウエストの「ベンチャー創業資金コンテスト」の議長も務めた。ハーバード大学とタフツ大学のフレッチャー・スクール法律外交大学院の卒業生である
東方 雅美 (トウホウ マサミ)       
慶応義塾大学法学部卒。バブソン大学経営大学院修士課程修了。大手出版社にて雑誌記者として勤務した後、教育関連企業の出版部門にて、経済・経営書の企画・制作に携わる。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、執筆、および企画・コンサルティング等を行う
渡部 典子 (ワタナベ ノリコ)       
お茶の水女子大学卒。アメリカの公立高校で日本語教師を経た後、日本技術貿易に入社。慶應ビジネス・スクールでMBAを取得後、グロービスで研修講師、教材開発、出版事業に従事。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、研修講師、出版やマーケティング関係のコンサルティング等を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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