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インターネットは、「ウェブ2・0」というパラダイムの出現で大きな岐路に立たされた。ネット社会の理想は国家権力と激突し、インターネットの覇権を巡って国家間の総力戦が開始された。
ベストセラーとなった『グーグル Google――既存のビジネスを破壊する』の著者・佐々木氏による待望の文春新書第ニ弾です。かつて科学者同士の平和なコミュニティだったインターネットは今、「ウェブ2・0」という新たなパラダイムの出現により大きな岐路に立たされています。ネット社会は、ウィニー事件に象徴されるように国家と激突し、世界ではインターネットの覇権を巡って国家同士の総力戦が開始されました。“第五の権力”となったインターネット文明の行方を渾身の力で描きます。
第1章 Winny―「私の革命は成功した」;第2章 P2P―エンド・ツー・エンドの理想型;第3章 著作権破壊―ヒロイックなテロリズム;第4章 サイバースペース―コンピュータが人々にパワーを;第5章 逮捕―「ガリレオの地動説だ」;第6章 アンティニーウイルス―パンドラの箱が開いた;第7章 標準化戦争―三度の敗戦;第8章 オープンソース―衝突する国家;第9章 ガバナンス―インターネットは誰のものか;第10章 デジタル家電―iPodの衝撃;第11章 ウェブ2・0―インターネットの「王政復古」
佐々木 俊尚 (ササキ トシナオ)
1961年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部中退。1988年、毎日新聞社に入社し、東京本社社会部で警視庁の捜査一課担当となり、殺人やテロ事件の報道に携わる。1999年、アスキーに移り、『月刊アスキー』編集部勤務の後、退社。フリージャーナリストとして主にIT企業関連の取材を精力的に続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)