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「座頭市」と豪快な勝新伝説で知られる勝新太郎。本書は映画製作者としての勝とその凄まじい現場をスタッフの証言を元に再現し、繊細すぎる実像を浮き彫りにする。純粋さが加速させる狂気のノンフィクション。
第1章 神が天井から降りてくる―映像作家・勝新太郎(冬の海;演出風景の録音テープ ほか);第2章 負けてたまるか―映画スター・勝新太郎の誕生(「御簾」の裏側;屈辱の映画デビュー ほか);第3章 勝プロダクションの設立(勝と市の快進撃;座頭市のサービス精神 ほか);第4章 オレは座頭市だ―『新・座頭市』(座頭市、テレビへ;勝新太郎一家 ほか);第5章 神が降りてこない…(黒澤明からの使者;『影武者』順調なスタート ほか)
春日 太一 (カスガ タイチ)
1977年東京都出身。時代劇を中心にした日本の映画・テレビドラマの研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(芸術学博士。テーマは「一九七〇年代の京都撮影所における時代劇製作の諸相」)。失われつつある撮影所文化を後世に残すべく、当事者たちへの聞き書きをライフワークにしている。講演・著述を通して、製作現場の熱気や職人たちの美学をより多くの方に知ってもらおうと活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)