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人間とは、経営とは、政治とは何か。作品を通じて問い続けた城山三郎が没して以降、日本は大きく揺れ動いている。今こそ城山さんの遺した数々の言葉に耳を傾けるときだ。絶筆「私の履歴書」をはじめ、晩年の磨き抜かれた文章を中心に編んだ随筆集。その筆は権力に対し厳しく、「卑ではない」人びとに対する温もりに溢れている。
1 私の履歴書(尾張名古屋は城で保つ;栄町今昔 ほか);2 政治とは(エリートたちはなぜ堕落したか;日本官僚の自殺 ほか);3 経営とは(「粗にして野だが卑ではない」追憶の人;人生を深く生きる ほか);4 人間とは(一通の手紙;ある日の小林秀雄 ほか)
城山 三郎 (シロヤマ サブロウ)
昭和2(1927)年、愛知県に生れる。海軍特別幹部練習生で終戦を迎え21年、東京商科大学(現・一橋大)入学。卒業後愛知学芸大学(現・愛知教育大)で景気論を講ずるかたわら書いた「輸出」で32年、第4回文學界新人賞を受賞。34年、「総会屋錦城」で第40回直木賞を受賞した。平成8(1996)年、第44回菊池寛賞受賞。平成19年3月22日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)