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傷ついたものに宿る美とは何か?チェット・ベイカーの悪と美に迫るエッセイ、瞠目の書き下ろし詩篇、現代の黙示録ともいうべき「潜思録」全文…など単行本未収録の最重要作品を収録するコレクション第3巻。
1 美と破局;2 詩篇;3 潜思録;4 痛みについて;5 音なく兆すもの;6 宵の散策;7 蝶
辺見 庸 (ヘンミ ヨウ)
1944年宮城県石巻市生まれ。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長、編集委員などを経て、96年退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、87年、中国から国外退去処分を受ける。91年、小説『自動起床装置』(文藝春秋刊、文春文庫、新風舎文庫)で芥川賞、94年、『もの食う人びと』(共同通信社刊、角川文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)