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環境と並ぶ世界の課題「貧困」に対する戦略的マーケティングのマインド・セットを具体例をもって本書が示す。
第一人者であるコトラーが、いかにソーシャル・マーケティングにより貧困問題を解決するかを、豊富な海外の事例を用いながら解説。
第1部 貧困問題とその幅広い解決策を理解する(なぜ貧困は皆を苦しめるのか;氾濫する今日の解決策を検証する;ソーシャル・マーケティングによる解決)
第2部 ソーシャル・マーケティングの視点と解決策を応用する(貧困市場をセグメント化する;ターゲット市場の優先順位を評価・選択する;望ましい行動への変化を決定する;変化に際しての障壁、便益、競合を理解する;望ましいポジショニングと戦略的マーケティング・ミックスを策定する)
第3部 統合型アプローチを確立する(ソーシャル・マーケティング計画を展開する;貧困削減へ向けた公共セクターの役割;貧困削減における非営利セクターの役割;貧困削減における民間企業セクターの役割;三つのセクターの協働を実現する)
コトラー,フィリップ (コトラー,フィリップ) Kotler,Philip
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院S・C・ジョンソン記念特別教授(国際マーケティング専攻)であり、著書は多数。研究領域は、ソーシャル・マーケティングから、戦略的マーケティング、イノベーション、サービス・マーケティング、そしてインターネット・マーケティングにまで及ぶ。アメリカ合衆国や海外の著名大学から12の名誉博士号を授与されている
リー,ナンシー・R. (リー,ナンシーR.) Lee,Nancy R.
ワシントン大学やシアトル大学で非常勤講師として、ソーシャル・マーケティング、公共セクター・マーケティング、非営利組織マーケティングを教えている。またソーシャル・マーケティング・サービス社の社長として、会議やセミナー、ワークショップなどでしばしば講演し、地域また全国レベルでのさまざまなソーシャル・マーケティング・キャンペーンにおいて戦略アドバイザー役を務める
塚本 一郎 (ツカモト イチロウ)
明治大学経営学部教授。1995年3月、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学後、佐賀大学経済学部専任講師(社会政策担当)、同助教授、明治大学経営学部助教授(非営利組織論など担当)などを経て、2002年4月から現職。専門は非営利組織論および社会的企業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)