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博多・香椎海岸で発見された、某省の課長補佐と料亭の女の死体。一見して疑いようのない心中事件と思われたが、その裏には汚職をめぐる恐るべきワナが隠されていた。時刻表を駆使した精緻なトリックと息をのむアリバイ崩し。著者の記念碑的作品となったトラベル・ミステリーが、風間完画伯の挿画入りであざやかによみがえる。
書店レビュー けやき書房
松本清張の初の大ヒット作品。この作品で社会派推理小説というジャンルが確立した。後世のヒット作家に大きな影響を与え続けている。文春版は、風間完の挿絵が旅情をそそる。2002年菊池寛賞を受賞。
データなし
松本 清張 (マツモト セイチョウ)
1909年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)