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石油部門への進出を焦って熾烈な国際商戦の渦に巻き込まれ、倒産するにいたった巨大総合商社。石油という国際的な商品の“魔性”に命運を賭けた大企業の野望は、いかにしてついえたのか。日本経済に大きな衝撃を与えた安宅産業の崩壊を題材に、徹底した現地取材と卓抜な洞察力で真相に迫る、企業小説の傑作。
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松本 清張 (マツモト セイチョウ)
1909(明治42)年12月、福岡県企救群板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い夢」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。多方面にわたる多くの著作がある。92(平成4)年8月死去。98年、北九州市に「松本清張記念館」が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)