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作家・高村薫が、現代日本のさまざまな社会問題を鋭く批評した時事発言集。「説得力ゼロ」の小泉語法、「論理も懐疑もない」安倍…。揺れ動く政局に怒りつつ、日本の未来を憂う。「言葉」と闘い続ける作家が、感情をなくし、言葉をなくした日本人へ、最後の警鐘を鳴らす。
00年以降、新聞・雑誌に掲載された寄稿やインタビューを集めた時事発言集。「説得力ゼロ」の小泉、「論理も懐疑もない」安倍……揺れ動く政局に怒りつつ、日本の未来を憂う。政治だけでなく、自衛隊のイラク派遣、女児殺害事件、JR西日本脱線事故、9.11テロ、天皇制論議など、様々な社会問題についての鋭い批評は、〝言葉をなくした日本人〝への警鐘でもある。
二〇〇〇年;二〇〇一年;二〇〇二年;二〇〇三年;二〇〇四年;二〇〇五年;二〇〇六年;二〇〇七年
高村 薫 (タカムラ カオル)
1953年大阪市生まれ。国際基督教大学教養学部卒。専門商社退社後の90年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞を受賞しデビュー。93年『リヴィエラを撃て』で日本推理作家協会賞(長篇賞)、『マークスの山』で第109回直木賞、98年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2006年『新リア王』で親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)