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課金を制する企業がインターネットを制す。クラウドと、クラウドの「窓」の役割を持つ携帯端末。その戦場でも日本は“敗戦”を迎えるのか―。
アップルは、クラウドの基盤になりうる大インフラは持たないし、パソコン部門での存在感も特筆するほどではないが、携帯端末で膨大で忠実な顧客を握っている。 iPodのラインナップは、アップルが望むなら(小型のiPhone nanoなども含めて)クラウドの窓へ移行できるテクノロジーであり、クラウドの窓を担う端末のメーカとして潜在的に優位にある。また、実はアップルは、クラウド側の重要な、極めて重要な喉元を押さえている。それはマーケットプレイスである。
1章 クラウドとは;2章 クラウドの古さと新しさと主要企業;3章 マイクロソフトの戦略―ウィンドウズアズール;4章 グーグルの戦略―グーグルアップエンジン;5章 アップルの戦略―iTunes;6章 クラウドでも出遅れた日本
岡嶋 裕史 (オカジマ ユウシ)
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務を経て、現在、関東学院大学経済学部経営学科情報部門・関東学院大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)