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破綻したホテルが再生した。クレームが笑顔に変わった。顧客満足度を高めるために、超名門旅館の総支配人は踊り、新人はブチ切れメールを送った。本書の主役は、星野リゾートが運営する全国のホテルや旅館のスタッフである。顧客満足度を高めるために、何ができるか。その謎を解くために、スタッフが自分で考え、悩み、行動し、周囲のスタッフを巻き込む―。そんなストーリーを取り上げた。
破綻したホテルや旅館の再生ドラマ。星野リゾートが再生を手がけた全国各地のリゾートが舞台。星野佳路社長の「人を活かす再生」によって、意欲を取り戻し、自主的に行動するようになったリゾートのスタッフが、戸惑い、壁に突き当たりながらも、再生を軌道に乗せる。日経ベンチャーで連載した「星野リゾートの事件簿」、日経トップリーダーに連載中の「星野リゾートの『教科書通り』で会社を伸ばす』に大幅に加筆して書籍にしました。
頂上駅の雲海―アルファリゾート・トマム(北海道占冠村);踊る超名門旅館―古牧温泉青森屋(青森県三沢市);新入社員のブチ切れメール―アルツ磐梯(福島県磐梯町);一枚のもりそば―村民食堂(長野県軽井沢町);地下室のプロフェッショナル―星のや軽井沢(長野県軽井沢町);先代社長の遺産―ホテルブレストンコート(長野県軽井沢町);地ビールの復活―ヤッホー・ブルーイング(長野県軽井沢町);常識との決別―リゾナーレ(山梨県北杜市);スキー場なきスキーリゾート―リゾナーレ(山梨県北杜市);激論する未経験スタッフ―アンジン(静岡県伊東市);名おかみの決断―蓬莱(静岡県熱海市)
中沢 康彦 (ナカザワ ヤスヒコ)
1966年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。新聞社記者を経て日経BP社に入社。「日経ビジネス」記者などを経て、現在、「日経トップリーダー」副編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)