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龍馬が想い描き果たせなかった夢。それは海を渡って世界を相手に貿易することだった。日本初の総合商社の誕生、その夢は大三菱を築いた岩崎弥太郎へと引き継がれた。
第1章 始まりは「文」の弥太郎、「武」の龍馬(弥太郎と龍馬、出生から負わされた対照的運命;教育熱心な母親に勧められた弥太郎の学問 ほか);第2章 弥太郎を襲う相次ぐ試練(八ヵ月の流謫生活のあと吉田東洋の少林塾へ;山内豊信(容堂)に抜擢された吉田東洋 ほか);第3章 長崎で出会った異質の個性(『瓊浦日録』で見る長崎での弥太郎;吉田東洋に辞任を願い出る弥太郎の名文 ほか);第4章 違うからこその名コンビ(亀山社中(海援隊)は日本初の商社だった;磊落に見えて、金銭的には几帳面だった龍馬 ほか);第5章 龍馬の夢
原口 泉 (ハラグチ イズミ)
1947年鹿児島県生まれ。東京大学文学部国史学科、同大学院修士課程修了(文学修士)。同博士課程2年を終えて、1979年鹿児島大学法文学部に赴任、1998年より教授。琉球大学非常勤講師、放送大学客員教授を歴任。2005年鹿児島大学生涯学習教育研究センター長に就任。専門は日本近世、近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)