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長州再征のさなか将軍・徳川家茂が急逝、さらに公武合体を推し進めた孝明天皇も崩御し、政情は混迷を極める。後藤象二郎との連携により、土佐藩の支援で海援隊を発足させた龍馬だったが、海難事故などの試練が続く。龍馬は船中八策であくまで平和的政権交代を主張、山内容堂の建白を容れた将軍・徳川慶喜は遂に大政奉還を表明した。慶応三年十一月十五日、近江屋に逗留する龍馬は、ただ新国家建設に夢をふくらませていた。
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津本 陽 (ツモト ヨウ)
昭和4年、和歌山県生まれ。東北大学卒業。昭和53年、『深重の海』で第七九回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)