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本書は企業の社会貢献をテーマとして取りあげる。しかし、その背景にあるのはトップマネジメントの経営理念であり、企業倫理であり、企業文化である。本書ではこれを総称してGOODNESS(世の中のために良いこと)と呼ぼう。そして、このような混沌とした時代であるからこそ、GOODNESSという一貫した経営理念が必要なのだ。あらゆる局面における経営判断にGOODNESSが反映されるのなら、経営はもっと揺らぎのないシンプルで一貫性を持つ存在となるだろう。社会の中の企業と、そのあり方を提案したい。
企業の「社会貢献」とは何か―経営者に求められる十の視点(田坂広志(シンクタンク・ソフィアバンク代表));「企業は社会の公器」という日本が繁栄していた時代の精神を再度見直そう(ビル・トッテン(アシスト代表取締役));企業のGOODNESSは「人材流動性」「客観評価性」「学びの継続」という従業員の自己実現から(佐々木元(日本電気代表取締役会長));経営理念を企業文化とし、企業の使命を全うしながら、身の丈にあった社会貢献を(菊川剛(オリンパス代表取締役社長));世の中に信頼される企業と経営―雪印乳業の実践から(日和佐信子(雪印乳業社外取締役));「きれいごと」をいわなくなった企業は競争には勝てない(山路敬三(日本テトラパック取締役会長));共生を価値観としつつ、企業が存続し発展する新・共存同栄の思想(常見和正(宇部興産取締役会長兼社長));「お客さまになりきること」それが私のGOODNESS(西川通子(再春館製薬所代表取締役社長));資料編 三菱総合研究所が考える企業の社会的責任の考え方から見た「GOODNESS」の一方向性
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