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なぜ我々は働くのか。この素朴な問いに対して、正面から答えることは難しい。なぜなら、働くことの意味は人によって異なるからである。それゆえ、私たちは、この問いに対する「自分にとっての答え」を見つけなければならない。本書は、思想、成長、目標、顧客、共感、格闘、地位、友人、仲間、未来という10のキーワードを通じ、「自分」という作品を残すための生き方を、深く問いかける本である。
第1話 思想/現実に流されないための錨;第2話 成長/決して失われることのない報酬;第3話 目標/成長していくための最高の方法;第4話 顧客/こころの姿勢を映し出す鏡;第5話 共感/相手の真実を感じとる力量;第6話 格闘/人間力を磨くための唯一の道;第7話 地位/部下の人生に責任を持つ覚悟;第8話 友人/頂上での再会を約束した人々;第9話 仲間/仕事が残すもうひとつの作品;第10話 未来/後生を待ちて今日の務めを果たすとき
田坂 広志 (タサカ ヒロシ)
1951年、愛媛県生まれ。74年、東京大学卒業。81年、同大学院修了。工学博士。87年、米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。90年、日本総合研究所の設立に参画。同社取締役・創発戦略センター所長等を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。2000年、多摩大学教授に就任。現在、多摩大学・大学院教授。同年、シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同代表に就任。03年、社会起業家としての新しい生き方と働き方を提唱・支援する「社会起業家フォーラム」を設立。同代表に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)