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企業内のメンタルヘルスの問題を正しく理解するためには、ストレスに対する理解を深めるとともに、メンタルヘルスを「疾病とその治療」という狭い枠のなかで考えるのではなく、職場の対応も含めて改善を図る「適応アプローチ」という、より包括的な考え方で理解することが重要です。経営学とメンタルヘルスを融合させ、その両面からメンタル不調の予防策、対応策を考える本書のスタンスも、この適応アプローチの考え方に基づいています。
第1部 基礎編(身近に起きているメンタル不調;メンタルヘルスの基礎知識;適応アプローチとは何か;ケース解説:誤った対応がもたらす悲劇;ストレスを理解する);第2部 状況把握編(自己のストレス状況・特性を把握する;職場のストレス状況を把握する);第3部 ソリューション編(セルフケアによるソリューション;リーダーシップによるソリューション;人的資源管理によるソリューション)
佐藤 隆 (サトウ タカシ)
日本鋼管病院の精神衛生室および同社人事部兼務にて、メンタルヘルス等の職務に携わる。慶應義塾大学および明治学院大学にて非常勤講師、東海大学短期大学部にて学科長を務める。学術活動として現在まで300社以上の企業を対象に、リーダーシップおよび管理職のメンタルヘルスに関する調査研究を実施。また、多数の企業における人事部・管理職向け研修や人事システム立案に携わる。現在、グロービス経営大学院大学教授。他に、ハンス・セリエ財団カナダ・ストレス研究所客員研究員、財団法人パブリックヘルスリサーチセンター付属ストレス科学研究所客員研究員、早稲田大学エクステンション(八丁堀校)非常勤講師を務める。また産業ストレス学会理事として組織開発を研究する。臨床心理学、精神保健学等を専攻。学会活動として、日本産業ストレス学会理事、日本産業精神保健学会員、日本心理臨床学会会員、日本ストレス学会等会員、産業・組織心理学会員(元監事)がある。臨床心理士、精神保健福祉士取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)