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2006年4月に施行された「改正高年齢者雇用安定法」は、企業に(1)定年引き上げ(2)継続雇用制度(3)定年制廃止のいずれかを導入するよう義務付けるものだった。その結果、年金支給の65歳以上引き上げと併せて、多くの企業で定年そのものがなくなろうとしている。そしていま進められているのが、日本経団連主導による「ホワイトカラー・エグゼンプション」white collar exemptionの導入である。これは、みなし管理職の時間外給与を廃止する制度だから、一般サラリーマンの生活を直撃する。この問題に早くから注目し、日本マクドナルドの現場を取材してきた著者が、日本のサラリーマンの近未来を描いたのが、本書である。
第1章 藤田時代の終焉;第2章 新CEOと100円マック;第3章 ホワイトカラー・エグゼンプション;第4章 定年制廃止の衝撃;第5章 定年も退職金もなし;第6章 一生働き続けるサラリーマン
田中 幾太郎 (タナカ イクタロウ)
1958年、東京生まれ。埼玉大学中退。ジャーナリスト。南アルプスの山小屋番、『週刊現代』記者を経て、1990年、フリーに。外国人労働者やグローバル企業の問題を中心に取材執筆。2000年以降はマクドナルドを初め米資系企業の内幕を月刊誌等に連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)