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近代国家における政治と軍事の関係を理論化し、ミリタリー・ポリティクスという新しい学問分野を開拓した先駆的著作。健全なシビリアン・コントロールのあり方と、そのもとでの軍人の行動と限界を明らかにする。
国家の安全保障とシビル・ミリタリー・リレーションズ
第1部 軍事制度と国家―理論的・歴史的考察
専門的職業としての将校制
西欧社会における軍事専門職業の発生
軍人精神―職業軍人倫理の保守的現実主義
権力、プロフェッショナリズムおよびイデオロギー―シビル・ミリタリー・リレーションズの理論
ドイツと日本におけるシビル・ミリタリー・リレーションズの実際
第2部 アメリカにおける軍事力―歴史的経験(一七八九~一九四〇年)
イデオロギーの不変性―自由な社会対ミリタリー・プロフェッショナリズム
機構上の不変的要素―保守的憲法とシビリアン・コントロール
南北戦争前におけるアメリカ軍の伝統の基盤
アメリカにおける軍事専門職業の創成
ハンチントン,サミュエル (ハンチントン,サミュエル) Huntington,Samuel P.
1927年生まれ。アメリカを代表する国際政治学者。2006年までハーバード大学政治学教授。1977~78年には、カーター政権下の国家安全保障会議のコーディネーターを務めた
市川 良一 (イチカワ リョウイチ)
1956年京都大学農学部農林経済学科卒。航空自衛隊幹部学校指揮幕僚課程を経て、1970年幹部学校教官となり、指揮・管理、オペレーションズ・リサーチを担当。気象中枢等を経て、1975年から幹部学校教官として軍事史を担当。元防衛庁防衛研修所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)