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清廉・異能・決断力…4000億円の不良資産を一括処理、翌年度には伊藤忠商事史上最高益(当時)を計上して世間を瞠目させ、今や日本財界を代表する経営トップである著者が、その生い立ち、疾風怒涛の青春、ビジネス現場の緊張、倫理観、経営理念のすべてをここに語りつくした。本書はビジネスマン必携の画期的労作である。
第1部 四つの大いなる決断
掃除屋
新領野の開拓
負の遺産
経営者を引き受けるということ
第2部 決断する力を養う
本屋さんの息子
自分を鍛える
コミュニケーション環境を整える
人を育てる
丹羽 宇一郎 (ニワ ウイチロウ)
1939年、名古屋市生まれ。62年、伊藤忠商事に入社、一貫して食料畑を歩む。68年から9年間のアメリカ駐在を経て、98年に社長就任、99年に約4000億円の不良資産を一括処理しながらも、翌2000年度決算では同社史上最高益(当時)を計上し、世間を瞠目させた。「社長任期6年」の公約どおり、04年から会長に退いて現在に至る。経済財政諮問会議民間議員、地方分権改革推進委員会委員長などの政府関係の役職のほか、国連WFP協会(NPO)会長など食糧に関する活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)